loafhudson

皆さんは鍵というとどのようなものを思い浮かべるでしょうか。常日頃から使用しているギザギザのついた鍵であるとか、南京錠のような簡易な鍵、または金庫のような入れ物自体が何かを守ったりセキュリティ作用を持ったりするものなど幅広いと思います。しかし、最近は鍵の中にさらにバリエーションが増えてきました。それはデジタル端末が鍵の代用品として活躍しているということです。

デジタル端末は私たちが普段から使用しているパソコン、そして携帯電話、一部の時計などデジタル端末自体が多様化している傾向にありますので、その流れからデジタル端末の一つの役割として鍵の機能が付けられるような流れになっていると言えます。特にこの傾向はスマートフォンを皮切りに、普段から身につけておき様々なシーンで使用をするウェアラブル端末の登場が一役買っているでしょう。

では実際にどのようにしてデジタル端末が鍵の代用品として作用しているのかというと、鍵にあたる部分にデジタル端末が発する電子的な信号によって鍵を解錠や施錠できるシステムを取り付けておき、そこにデジタル端末によって電子的信号を送ることでその鍵を動作できるような仕組みになります。以前であれば電子ロックの代表格としてテンキータイプの鍵やカードキーなどがありましたが、それがデジタル端末によって行えるようになったとイメージすればわかりやすいかもしれません。このことから、たとえ鍵を所持していなかったとしてもデジタル端末さえ持ち歩いていれば自宅の鍵は開けたり閉めたりできるようになるのです。

これまでは身近なデジタル端末が鍵になるだなんて思いもしなかったですが、テクノロジーの進化によってそれが可能になってきました。まだまだデジタル端末による鍵はセキュリティ面での不安要素やコストの面などもありそれほど多く普及していません。しかし、今後の未来の鍵の形の一つになるかもしれないので要注目です。